2025/04/05 18:00

Profile

こむぎ

女の子

ネザーランドドワーフ オレンジ

お誕生日 2016年生まれ

お家に来た日 2016814日(約3か月)

亡くなった日 202445日(7歳)

 

●こむぎちゃんとの出会い

2016年の夏、「ペットのおうち」という譲渡サイトを見ていて、1羽の子うさぎの写真を見た瞬間、「あ!この子、うちに来る!」と思いました。急いで問い合わせをしなきゃ!と思い、サイトで申し込みのやりとりをするのと、主人への相談メールが同時進行で、1人であたふたしていました。お盆休みに福岡から鹿児島まで往復10時間かけてお迎えに行きました。

 

●名前の由来

こんがり焼けたトーストみたいな小麦色で、うさじ(うなじ)のボサッとしたところが麦の穂みたいだったので、「こむぎ」と名付けました。

 

●ひざの上まで3

こむぎは「待て」ができるくらい賢くて、その分警戒心も強かったので、時間をかけて仲よくなりました。おでこナデナデは割と早かったけど、ヒョイと持ち上げてひざの上に乗せるのは3年かかりました。しかも、決して自分からは乗ってこず、ナデ待ちしながら「ひざに乗せて、マッサージしてもいいよ」みたいに足の周りをうろうろするのが本当にかわいかったです。

 

●好きなおやつ

小松菜、ブロッコリーや大根の葉っぱ、いちごです。かなりわがままで、小松菜は毎日だと急に食べなくなります。ブロッコリーや大根は、スーパーではなく道の駅やじいじの畑で採れたものが好きでした。いちごは生だと食べないので、スライスして乾燥していました。おやつのビンの「カチャッ」という音で、大きな目をまん丸にして駆け寄ってきていました。

 

●4歳で決心した避妊手術

病気は脱臼、骨折が1回ずつ、自然治癒でしたが、避妊手術は初めての試練でした。1歳、2歳、3歳と毎年悩みましたが、やっぱり先で後悔したくないと思い、4歳でようやく決心しました。麻酔や手術の同意書のサインは本当に苦痛でした。手術費用は、事前の血液検査(12,000円)、2泊3日の手術入院(63,000円)、2週間後の抜糸(1,500円)でトータル約76,500円でした(※2020年時点)。もともと、被り物嫌い、洋服なんてもってのほかだったので、手術後のカラーは相当ストレスだったと思います。カラーが取れるまでの1週間は本当に長く感じました。お腹の傷は痛々しかったけど快復も早かったので、結果的には手術してよかったと思いました。

 

●うっ滞と腎臓の病気

20244月、朝あげたカリカリが夕方まで減っていないので、翌日すぐに病院に連れて行くと、うっ滞と言われて入院しました。「他のうさぎさんはもっとひどい状態でも詰まりが治れば回復している」と聞いたので、絶対によくなると信じていました。しかし、血液検査の結果、「腎臓の病気も併発している可能性が高く、かなり危険な状態なので、おうちに連れて帰られますか?」と言われ、点滴通院、介護、再入院、そして最悪のケースなどあらゆる覚悟をして連れて帰りました。そして、強制給餌2日目を迎えた45日、力尽きて眠るように亡くなりました。「私は点滴も病院も嫌なんです!」というこむぎの意思表示だったと思っています。

 

●ペットロスについて

両親が続けて亡くなり、ずっと癒してくれたこむぎまで亡くなったので、喪失感しかありませんでした。ただずっと仕事が忙しかったので、一周忌を迎える今も何とかごまかせている感じです。不思議なことに、こむぎの気配や亡くなった日の匂いを感じることがあります。無性に会いたくなるし、こむぎを思わない日はないけど、涙の代わりに週に1~2回ホットヨガで汗を流しています。新しい子のお迎えはずっと迷っているのですが、決してこむぎの代わりではなく、必然的な出会いがあれば…、と思っています。

 

●こむぎちゃんへ、メッセージ

つめきりが大嫌いだったこむぎ。初めてのジャンプ、お耳クシクシはもちろんだけど、ご飯が遅れてブーたれた顔、怒りの足ダンさえも世界一かわいかったよ。落ちていたおひげが捨てられず、羊毛フェルトでうさぎを作って飾ることを思い付いたのも、こむぎのおかげです。うさぎのかわいらしさ、命の尊さを教えてくれて、ありがとう。生まれ変わっても必ず見つけるから、また家族になろうね。